従来の塗料はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂で有機物を主として使用しています。
この有機物が塗膜の色褪せや劣化現象を引き起こしています。
無機塗料はセラミックやケイ素などの無機物を主成分とした塗料で、無機物自体は紫外線で劣化しないため長持ちします。
ただ、100%無機物というわけではないので永遠に劣化しないわけではありません。
現在フッ素よりも長持ちする外壁塗装の材料として人気が高まっています。
塗膜が固いくなるのでひび割れしやすい外壁には向いていないことと、価格が高いこと、次回の再塗装時に塗膜が剥がれる相性のものがあるため下地処理に気を付けなければならないことなどがあります。
カビやこけの栄養分である有機物の含有量が少ない為、カビ・こけが発生しにくい。
無機物を主材料としているため紫外線で劣化しにくく、20年以上もつものもある。
無機物は親水性が非常に高いため表面に汚れが付着しても雨水で洗い流します。
静電気が起きにくいので、ホコリなどのゴミを寄せ付けにくくなります。
無機物は燃えないため、無機塗料は有機塗料と比べて火事の際などにも燃えにくい。